2018皐月賞〜最終血断と回顧〜

〜最終血断〜

皐月賞では昔から、凱旋門賞勝ちを中心とした欧州血統や、ロベルト系保持の馬が良く絡む。一昨年の皐月賞は締まった流れの好勝負だったが、そこで勝ったのがディーマジェスティ。父ディープながら、母系がブライアンズタイム×サドラーズウェルズというコテコテのスタミナ血統。今年もロベルト系保持馬は多く居る。父スクリーンヒーロー産駒のジェネラーレウーノ。母父ブライアンズタイムのタイムフライヤー、母母父ブライアンズタイムのマイネルファンロン。ジャンダルムの父キトゥンズジョイも母父もロベルト系か。

このうち、ジャンダルムを本命に取り上げてみたい。キトゥンズジョイと言えばダッシングブレイズが思い浮かぶが、サドラー系の馬でありながら欧州的なスタミナというよりは、米国的なスピードよりの傾向が強い馬。その父に母が短距離G1馬のビリーヴ。近年の皐月賞ではマイル適性の高い馬がそのスピードを持ってして好成績を残していることが多い。ジャンダルムも新馬戦からデイリー杯2歳Sと、マイル戦を勝ち上がってきた馬だ。デイリー杯2歳Sでは直線で、キュキュッとキアチェンジを効かせて伸びてきたが、その器用さが中山では活きる。そして、この馬、実はディーマジェスティに血統構成が相似している。ディーマジェスティが、父(サンデー×ノーザンダンサー)×母(ロベルト×サドラー)なのに対し、ジャンダルムは、父(サドラー×ロベルト)×母(サンデー×ノーザンダンサー)といった感じだ。果たしてマル外の馬の皐月賞制覇があるのか、若干疑問が残る部分はあるが、連軸としての◎としてみたい。鞍上が武豊ということで、あまり本命にしたくはなかったのだが、ここは馬のみを見ての結論。

対抗にはワグネリアン。牡馬G1ではアテにならないところもある福永だが、大阪杯でも頑張ってくれたし、ここはもう一丁お願いします。
単穴にルメールのステルヴィオ。1600〜1800を使われてきた馬だが、先にあげたように今時の皐月賞向け。桜花賞に続き、ここでもロードカナロア産駒の制覇となるか。
1枠に入ったハーツクライ産駒のタイムフライヤーを押さえの筆頭。昔から言われてきた「皐月賞1枠トニービンの呪い」という格言があるが、この馬がその呪いを晴らすか、期待がかかる。ハーツクライ産駒としては、初めて東京コース以外でG1を勝った馬なので、ジンクスは気にしなくていいかも。ウチパクと言えば、道悪の皐月賞でまさかのワープでゴールドシップを優勝に導いたのが印象深いしね。
押さえのもう一頭にジェネラーレウーノ。久々が気になるが、中山得意の田辺で2・3着はあるかも。最後にマイネルファンロン。父が重得意のステイゴールドで母父ブライアンズタイムなのだから無印は避けたい。

◎ジャンダルム
◯ワグネリアン
▲ステルヴィオ
△タイムフライヤー
△ジェネラーレウーノ
×マイネルファンロン

馬券は、◎の単複と、◎から馬連流し。

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〜回顧〜

あっれー、スタートで出遅れてしまったジャンダルム。4角辺りでもなんかウロウロとしてピリッとしなかった。勝ったエポカドーロは、まあステイゴールドの血統なんだから走っておかしくないよな。母父フォーティナイナーというのも、マイル寄り適性が求められる近年の皐月賞という観点からは驚けない。いっときは本命にも考えていたジェネラーレウーノが3着に粘り込み。うーん、こっちだったか・・・。タイムフライヤーは、やはり皐月賞1枠トニービンの呪いを果たせなかった。

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~レース後のコメント~

1着 エポカドーロ(戸崎圭太騎手)
「とても嬉しいです。素直な馬です。何頭か主張する馬がいると思っていたので、先生とその後ろの位置でと話していました。馬は落ち着いていて、返し馬から違いました。力強かったです。4コーナーを回る時も手応えが良かったです。距離は心配でしたが、強い競馬を見せてくれたので問題ないと思います。充実していますし、レースの度に成長しています。乗りやすい馬です」

2着 サンリヴァル(藤岡佑介騎手)
「思った以上に前が飛ばす展開で、4コーナーで離されてしまいました。そこがポイントでした。よく追い上げていますが、勝ち馬は流していましたから強かったです。ギアがもう1つあればと思います」

3着 ジェネラーレウーノ(田辺裕信騎手)
「マイペースに持ち込んで突き放せる形ならもっと良かったと思います。気分屋な馬なので無理に抑えこまず走らせました。それにしても、あの位置に力まずにつけられたことがすごいです」

4着 ステルヴィオ(C.ルメール騎手)
「スタートしてから後ろのポジションになり、(4番手以降の)ペースが上がらなかったことが厳しかったです。一生懸命に走っていて直線の反応も素晴らしかったのですが、前は止まりませんでした」

5着 キタノコマンドール(M.デムーロ騎手)
「あの展開では厳しいです。落ち着いてスタートも出ましたし、状態はすごく良かったです。最後は瞬発力がなくなってしまいました」

6着 グレイル(岩田康誠騎手)
「ゲートのタイミングだけですね。最後はよく伸びていますし、よく頑張っています」

7着 ワグネリアン(福永祐一騎手)
「前回より落ち着いていて、雰囲気も良かったです。スタートもしっかり出てくれて、打ち合わせた通りのポジションを取れました。しかし、4コーナーで仕掛けたときに加速しきれず、そのままゴールをむかえるまで加速しきらないままでした。理由は明らかではありませんが、もしかすると軟らかい馬場が影響したのかもしれません。直線でも勝ち馬とそこまで離されていなかったのですが、届かず残念でした」

9着 ジャンダルム(武豊騎手)
「スタートが痛恨でした。前につけようと思っていましたが、ポジションを取れませんでした」

12着 オウケンムーン(北村宏司騎手)
「スタートで立ち遅れました。1~2コーナーでペースが上がらなそうだと感じて、内からロスなく進めようと考えました。道中上がっていったことで体力を使ってしまったのか、坂を登ってからは苦しかったです」

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